OS標準の辞書でもいいんだけど、EBPocketを使うと、専門用語が豊富な辞書などもいっしょに引けるのでありがたい。
ただし、ちょっと問題が。
「fi」や「ff」「fl」などの文字が「合字(リガチャ)」になってると、これを含む単語をクリップボードにわたしても、EBPocketがクリップボード検索で適切な項目を探してくれない。
で、解決策。
alternate.iniというファイルをEBPocketの設定フォルダに置く。iTunesで接続するか、アプリ内蔵のFTPサーバを起動してクライアントからアクセスする。FTPの場合、接続したままのフォルダ(ルート)に置けばいい。
そのalternate.iniの中身。
uXXXX<TAB>置換文字列という形式だそうな。XXXXはユニコードでの合字の16進表記、置換文字列は合字を分離した文字列。<TAB>はタブコード。たとえば、
uFB01<TAB>fiとすると、「fi」の合字が「f」「i」の2文字に置き換えられる。
これは、素晴らしい。せっかくなので、ユニコードが持ってる合字を検索し、あらかじめ変換テーブルを作っておこう。
uFB00 ff(16進表記と返還後の文字列の間は「スペース」じゃなくて「タブ」)
uFB01 fi
uFB02 fl
uFB03 ffi
uFB04 ffl
これをEBPocketに読み込ませて、アプリを完全終了した後に再起動。
そして、Mendeley上でPDFの中からコピーした単語を4本指スワイプのアプリ切り替えでEBPocketのクリップボード検索に受け渡し…
成功!
これでかなり使いやすくなった。