2021年5月18日火曜日

Yu Gothic UIって…

最近,老眼も感じるようになってきて,UIのフォントが見づらいなぁと思ったわけですよ。なので,Windowsのシステムフォントを変更するツールを使って,フォントを太らせてみたわけです。そしたら,なんかエクスプローラのファイルサイズ表記が変。あれ,数字がプロポーショナルになってる?でもUIフォントでそんなこと起こるか?

…起こりました。Yu Gothic UIフォントはボールドにするとなぜか数字が等幅じゃなくなるという謎仕様だったことが判明。というか,等幅なのはレギュラーだけで,ライトもダメ。何考えて作ったんですかねこのフォント。

ためしに,WordでYu Gothic UIとMeiryo UIのレギュラーとボールドで比較してみました。おまけに游明朝も。Yu Gothic UIはSemibold書体があるんだけど,あえてレギュラーにボールド指定をつけてみても,結局Semiboldになるみたいですね。

はい,改行幅(フォントの高さ?)も含めて,Yu Gothic UIの異常さが際立ちました。全部「1行」にしてます。なぜかYu Gothic UIだけえらい行間に。

それはともかく,游明朝ですら数字は等幅なのに。自游工房さん,わざとなんですか?

ということで,数字が等幅じゃないと困るところにYu Gothic UIフォントをボールドで使うことはできない(少なくとも自分的には無理)となりました。まぁMeiryo UIでいいですよ,嫌いな人もいるようですけど。そういう名前のツールでMeiryo UIに設定する矛盾。
 

2020年7月30日木曜日

Thunderbird: Locked=1の罠?

先日,Thunderbirdのバージョンが78に上がった。アドオンがいろいろ使えなくなって困るけど,セキュリティ的に必要だって言うし,一旦上げたら戻せないみたいな情報もあったので,とりあえず使い続けている。Account Colorsが使えないのが一番困る。

それはさておき。

自分の利用環境は職場のデスクトップPCと持ち歩きのノートPC。デスクトップはもう7年くらい使ってるのかな?第4世代のi5だし。一方ノートPCは去年の11月に買った。

結論から言えば,この購入時期の違い=Thunderbirdを最初にインストールしたバージョンの違いが重要だった。あるバージョンから,それがいくつかは知らないが,自動で作成される installs.ini と profiles.iniの中身に Locked=1 がつくようになったものの,しばらくはそれがなくても動いていた(68まで?)。ところが,78からは Locked=1 がないとダメになったということのようだ。

自分はThunderbirdのプロファイルフォルダをC:\Networkに作り,installs.iniとprofiles.iniにパスを指定して使っている。んで,2台のPCに同じ階層のフォルダを作り,両者をバックアップ・同期ソフトで同期している。

ここ数日,デスクトップのThunderbirdだけ,IMAPを読まなくなった。ノートPCは家でも職場でも問題なし。タイミング的に,Ver. 78になってから発生した感じ。

職場での状況をもう少し詳しく書くと,
  • 内部サーバにはどっちのPCからでも読み書きできる
  • デスクトップから外部サーバへの接続は全部不可能(Gmail, yahoo, hotmailなど全部)
    • 一見繋がったように見えて何もしない(「…に接続しました」だけがステータスバーに表示され,何も起こらない)
    • ログインエラーも出ない
    • タイムアウトも出ない
  • セキュリティを外しても変わらない
  • LANアダプタの設定も影響なし
  • Thunderbirdをセーフモードで起動してもダメ

ノートの環境(C:\Network\Thunderbird)をそのままデスクトップに完全コピーしてもダメなのが不思議。つまり,Thunderbirdフォルダ(C:\Network\Thunderbird)の中身はこの問題に関係ない。

そこで,Outlookで接続してみる…OK。ということは,Thunderbirdの何かがおかしい。

Thunderbirdのプロファイルを完全にリセットしてみる。つまりC:\Users\######\AppData\Roaming\Thunderbirdの下のiniファイルを一時退避。
まっさらインストールと同じ状態で動かしてみる…OK。ちゃんと読めた。

ということは,プロファイル設定のiniファイル内の記述が問題。ここはPC間のThunderbird環境の同期設定には含まれないので。

では,ノートとデスクトップのinstalls.iniとprofiles.iniの中身を比較…そしたら,ノートにはLocked=1があり,デスクトップにはなかった。

そう,ノートは比較的最近買ったので最初にインストールしたThunderbirdが新しかった。デスクトップは古いから,初期設定がかなり前だったのね…そして,ノートのiniファイルは,はっきり覚えてないけどデスクトップからまるまるコピーしたんじゃなくて中身を書き換えたからLocked=1が残ったんだろう。

もしこれをデスクトップからノートにコピーして,結果Locked=1を消しちゃってたら…もっと解決への道のりは難航していただろう。それでもプロファイルリセットまで行けば何らかの手がかりは得られたと思うけど。

ということで,現在ちゃんと動く環境の各iniファイルはこんな感じになる。

installs.ini:
[D78BF5DD33499EC2]
Default=C:\Network\Thunderbird\profile
Locked=1

profiles.ini:
[InstallD78BF5DD33499EC2]
Default=C:\Network\Thunderbird\profile
Locked=1


[Profile0]
Name=default
IsRelative=0
Path=C:\Network\Thunderbird\profile
Default=1


[General]
StartWithLastProfile=1
Version=2

まとめ:使用経歴が古すぎる環境は,ずっと使えていても更新されたときにいきなり問題を生じることがある,という教訓(?)。

しかし,結局Locked=1という記述は何を意味しているんだろう?一説には複数PCからIMAPに同時アクセスするケースにおいて排他制御をするとかなんとか…よくわからん。

2019年9月3日火曜日

FontLinkのエントリには上限がある?

最近、視力が落ちてきた実感があるので、見やすいコーディングフォントを探しつつ設定もいろいろ考えています。

そんな中、MyFontsから面白そうなフォントがお薦めされたので買ってみました。その名もComic Code。作者は日本人っぽい名前です。それほど高くなかったので、サンプルを見た上でこれならよさそうかな?という感じで。

もちろん購入→インストールは問題なく済んだのですが、問題はFontLinkです。またかFontLink。いったいどれほど悩ませてくれるんだ。

今回の困ったこと:いきなりFontLinkが無効になった。今まで有効だったフォントも含めて。

たとえばConsolasとかInconsolataなんて、ずいぶん前からFontLink指定していて、あれこれ試すときには選択肢に入れているわけです。RstudioとかEmEditorとか、フォントを変えては使い勝手を試してみたり。

余談ですが、Rstudioはどうも神経質です。Comic Codeは悪くないんですが、なぜかバッククオートの表示が崩れます。EmEditorだと崩れないので、Rstudio固有の問題みたいですね。そういう問題で使えるフォントが制限されるのは本当に嫌なものです。

さて、困ったのはとにかくFontLinkをもう一度有効化する方法がわからないこと。もしかして最近のWindows Updateが何かしたのか?でもそういう話が出てきてないよねぇ…日本語英語問わず検索してもそういう話が最近出てきた様子がありません。ならば、これは「俺環」ってことです。

全部やり直すため、Comic CodeのFontLink指定を削除して再起動してみたら、あれ?InconsolataのFontLinkが復活した。ということは…

FontLinkのエントリ数に上限があるのでは?

早速、インストールされていないフォントのFontLinkエントリを削除し(たとえばBatangとか)、Comic Codeのエントリを再度入力して再起動。

…有効になりましたよ。

上限の条件を細かく検証する気にはならないけど、無効になっちゃってたときのFontLink-SystemLinkのエントリ数は100を超えていました。エントリ数の上限が100なのか96なのか、はたまた上限は総文字数(バイト数?)で決まっているのかわかりませんけど、とにかくFontLinkに指定できる内容には上限があるってことですね。

まぁ、ガンガン追加するようなもんでもないので、そうそう同じ事は起きないだろうと信じます。そして、似たような事が起きたらこの経験を思い出せばなんとか対処できるでしょう。

2018年5月2日水曜日

CamingoCodeのFontLink

(あまりやらないんだけど)プログラミングの時には等幅フォントが見やすい。なので、InconsolataとかConsolasとか、あるいはSource Codeなどのコーディングに適したフォントがいろいろある。

個人的には、いろいろ試した結果CamingoCodeが一番好きな感じ。

そこでこのフォントを使いたいところなんだけど、当然(?)日本語は含まれていないので、これをエディタのフォントに設定すると日本語がMSゴシックになっちゃうし、字幅も1バイト文字2文字分が2バイト文字1文字分にならないのがちょっと気持ち悪い。実のところ、あまり実害はないんだけど。

日本語の表示に関しては、特に画面で見る場合、メイリオが見やすい。游ゴシックはちょっと見づらい気がする。単なる慣れかもしれないけど。

そうすると、CamingoCodeとメイリオを組み合わせて表示したくなる。これを実現するのがフォントリンク。

細かいことは検索すれば教えてくれるサイトがいろいろあるので、ここではCamingoCodeに限った問題を。

たとえば、Inconsolataの場合、フォント名「Inconsolata」のレジストリをフォントリンクのフォルダに作ればいいんだけど、なぜかCamingoCodeはそれが通用しなかった。

ファイル名:CamingoCode-Regular(.ttf)
フォント名:CamingoCode
フルネーム:CamingoCode Regular

「フルネーム」はフォントのプロパティを表示させたときにタイトルバーに表示される名前。

さて、どの名前のレジストリを作ればいいんだろう?

…結論。「CamingoCode」と「CamingoCode Regular」の両方が必要だった。どっちかだけではダメらしい。

これは、はまった。レジストリの中身や名前を書き換えては再起動を繰り返すうちに、たまたま2個存在する時だけフォントリンクが有効になったのを偶然発見。

結果として好きなフォントが使えるようになったのはいいけど、ずいぶん苦労させられたなぁ…

2018年4月14日土曜日

Dropboxにファイルを置くとファイル名が自動的に書き換えられる件。

約1年ぶりの書き込み。

これまた、苦労した…もっとちゃんと知識があればいいんだろうけど。半端だから。

【問題の現象】

  • Mendeleyの添付PDFファイルのフォルダをDropboxに丸ごとコピーしてバックアップにしている。
  • バックアップツールで同期バックアップを行うと、何も変更していないのに毎回書き換えられるファイルがある。
  • バイナリ比較ツールで比較しても「完全に同一」と言われる。つまり中身が壊れたわけじゃない。
  • 問題のファイル名にはアクセント記号がついた文字がたくさん入っている。


【いろいろ確かめて(やっとこさ)わかったことなど】

  • どうやらジャーナル名の「ó」に問題があるようだ。この文字を「o」にするだけで問題が解決する。
  • でも正式なジャーナル名は変えたくない。
  • しかも、同じ「ó」が著者名にも含まれているので、ジャーナル名に使われたときだけダメってのは変だぞ?
  • エディタ(EmEditor)にコピー&ペーストしてみる。…この文字、ちょっと見え方が変?
  • 拡大すると…見え方が違う。左はMendeleyがファイル名につけたもの、右はDropboxに保存されたファイル名についているもの。
  • メモ帳にペーストしてみる。メモ帳のフォントでは見え方が同じ…かと思いきや、削除するときに右の文字は1ストロークで消えるのに、左の文字は2ストロークで消えるという違いが。EmEditorでは両方1ストロークで消えたけど。1ストローク目はアクセント記号だけが消える。…2文字が重なった状態なのか。
  • ということは…著者名に使われているのは右の方だった。
  • つまりMendeleyの書誌情報の中で、ジャーナル名のところを書き換えれば…
はい、解決しました。無事にバックアップソフトも同一ファイルとみなしてくれて、エンドレス消去・コピーの連鎖が止まりました。

さて、困るのは…
  1. Mendeleyが問い合わせたときにデータベースが返すジャーナル名がそもそもおかしい。
  2. Mendeleyがその変な文字をそのままファイル名につける。
  3. Dropboxがファイル名を勝手に書き換える。
すべての合わせ技ということね。1はどうしようもない。3もたぶん文句を言っても無理。なので、自分でどうにかできるのは2だけってことで。

今後もバックアップ時のログでエンドレス書き換えが見つかったら、ファイル名の文字をちまちま確認するしかないのかな。


ああ、面倒…

2017年5月1日月曜日

フォルダの暗号化とその解除

いや~久しぶり。

その間何もなかったかといえば、むしろいろいろあった。ありすぎた。

でもまぁ、自分が検索して簡単に得た答、あるいは検索しても結局わからなかったことは自分のブログに書いても関連情報の検索結果のS/N比が落ちるだけなので。

んで、久々に書くのは…やっぱり備忘録的なメモ。

とあるフォルダをサブフォルダも含めて全部暗号化しようとして、エクスプローラでそのフォルダを右クリック→プロパティ→詳細設定→「内容を暗号化してデータをセキュリティで保護する」のチェックボックスをオンにする。

これはまぁいい。

問題は、そのフォルダの暗号化を解除しようとするとき。

やっぱりエクスプローラで当該のフォルダを右クリックして…とやり、「内容を暗号化して…」のチェックボックスをオフにして適用する。

そうすれば、そのフォルダ以下の全ファイル・フォルダの暗号化が解除できる…はず。

ところが、「指定されたファイルの暗号化を解除できませんでした」っていうエラーが出ちゃうんだよね。

で、失敗する。

これはなぜかというと、暗号化の解除作業のためにエクスプローラで当該フォルダを右クリックしたとき、エクスプローラがそのフォルダにロックをかけちゃうから、らしい。

作業するための作業が作業できない状況を作るという意味不明な展開。

解決方法:詳細設定のダイアログを表示させたら、エクスプローラを終了する。それから暗号化解除の設定を適用する。

ま、要は作業中のダイアログ以外をすべて終了してしまえ、と。

しかし、これは、ちょっと…なぁ…。

2016年3月1日火曜日

Windows 10 (8以上?)でUSBメモリをFAT32フォーマットすると…

う~ん、またまためっちゃマイナーなネタ。

困ったこと:Fuji Xerox DocuCentre-IV C4475がUSBメモリを認識してくれない

  • マニュアルではUSB2.0、128GBまでOKとのこと
  • サポートに確認したらフォーマットはFAT12・16・32とvFATに対応。exFATは未対応。
  • Transcend製だけ認識しない問題は修正済み。しかも今回はTranscend製ではない。
  • USBメモリをいろいろ用意してみた。とりあえず4(USB2.0)・16(USB2.0)・32(USB3.0)GBの3種類。
  • 3本ともFAT32でフォーマット。OSはWindows 10。
  • なぜかDocuCentreからは4GBのメモリだけ認識される。あとは壊れているとかなんとか言って認識されない。
  • PCでは3本とも全部ちゃんと読める。
さて、困った。サポートに聞いてみてもわからない感じだし、サービスマンに来て実際に見てもらってもわからないみたい。

PCでは読めているわけだからフォーマットしたPCの問題ではないと思いつつ、手近にあった別のPC(Windows 8.1)でフォーマットし直してみたが、やっぱり認識せず。

ここでサービスマンは一旦社に戻って確認するとのこと。つまりはお手上げ。(お手数をおかけしました)

しかし、その後でふと考えた。Windows 10はWindows 8.1からの「アップデート」みたいなもんなので、実質的に「同じOS」なんじゃないか?Windows 7でフォーマットしてみたら?

…読めたよ。DocuCentreがさくっと認識したよ。16GBも32GBも。

では、Windows の7と10でフォーマットしたUSBメモリは何が違うんだろう?

DiskPartで情報を見てみる。DISKの情報、PARTITIONの情報、VOLUMEの情報。

…PARTITIONの情報に気になる違いが。「detail partition」の出力の中に「オフセット(バイト)」の値がある。

読めるメモリ(Windows 7でフォーマット):4194304
読めないメモリ(Windows 10でフォーマット):4128768

よくわからんが、オフセットの値が問題になるのは「アライメント」の問題でもあるらしい。

ここまでで一応の対応策として、「4GBより大きな容量のメモリはWindows 7でFAT32フォーマットして使え」ということになるんだけど、身近からWindows 7が減ってきている状況でこれはあまりありがたくない。

では、「アライメントを修正する」という解決策を考えてみる。それには、何やらツールが必要とのこと。適当にググってみたら「MiniTool Partition Wizard」ってのが見つかった。

こいつでWindows 10でフォーマットした「読めない」メモリのアライメントを修正してみる。

…読めない。

ダメなのか、やっぱり?…と思いつつ、今度はMiniTool Partition Wizardに搭載されたフォーマッタでFAT32フォーマットしてみる。

…読めた!

う~む。一応、解決。Windows 10 (8以降かな?)でも、OS標準じゃなくてMiniTool Partition Wizardみたいなツールを使ってフォーマットすれば、DocuCentreで認識できるメモリが作れる。

しかし、なぜこうなったんだろう。Windowsのバージョン違いでFAT32フォーマットのアライメントが変わったのも謎なら、PCで読む分にはまったく問題にならないその違いをシビアに見分けて弾いてしまうDocuCentreも謎。

とりあえずサポートに連絡して状況を説明したので、そのうちどっちのフォーマットでも認識してもらえるようになることを祈りつつ。