現象:古いPC(非UEFI BIOSを搭載)でWindows 8(8.1だけという話も?)を動かすと、起動時にBIOSセットアップ画面に移行するためのキーを押してもWindowsが強制的に起動してしまう。
問題:もしWindowsなりHDDなりがクラッシュしたとして、修復ディスクを作成してあってもそれで起動できないんじゃ意味ないでしょ?
Webで検索すると、いくつかの情報がヒットしたが、これがなかなかうまくいかない。
- 「再起動」すればいい。「シャットダウン」じゃダメ。
これは、UEFI BIOSにのみ適用されるのかな?少なくとも、自分のPCでは再起動だろうがシャットダウンだろうがダメなものはダメだった。 - Shiftキーを押しながら「再起動」をクリックすると起動オプションが選択できる
これもUEFI BIOSにのみ適用される。非UEFIのPCでは、そもそも起動時の挙動を変更するようなオプションは表示されない。 - コントロールパネルの「電源オプション」から「電源ボタンの動作の選択」→「シャットダウン設定」で、「高速スタートアップを有効にする(推奨)」のチェックを外し、高速スタートアップを無効にする
検索すると、これで成功したとの報告が多くヒットしたため期待したのだが、これのチェックがあってもなくてもやっぱりBIOS画面には入れなかった。 - POWERCFG.EXEでハイバネーションをオフにする(POWERCFG /H OFF)
どこかのQ&Aサイト(英語だったと思う)で紹介されていた。高速スタートアップはハイバネーションとセットになっているから、ハイバネーションをオフにすると高速スタートアップも強制的にオフになる、と。
確かに、このコマンドを実行すると(管理者権限のCMD.EXEから)、3.の設定画面から「高速スタートアップ…」と「休止状態」の項目自体が消滅する。
でも、これでもダメだった。やっぱりBIOS画面に入れない。
ただし、上記の設定を元に戻せば、またBIOS画面も起動順序の設定も無視する「高速スタートアップ」が復活してしまうわけで、いつでも外部デバイスからの起動の可能性を確保するなら、このままにしておくしかない。
BIOS画面に入れるようになった副作用(?)として、スタートアップ時に時間がかかるようになる(でもそれって「高速スタートアップ」をオフにしたんだから当たり前だよね)という問題は確かにある。けれど、いつ起きるともわからない問題に対処できないという恐ろしさを考えれば、少し時間のかかる起動プロセスは我慢して、BIOSにアクセスできるありがたみを確保し続けるべきなんじゃないかな、と思う。
あ、あと、ハイバネーションもオフにしちゃったから、節電なんちゃらのセッティングでもハイバネーションは設定できないってことになるな。ま、それも仕方ない。
要は、PCとOSは時代が合っているのが何かと問題が起きなくて良い。古いPCに新しいOSは、動かせたとしても無理が出てくることもあるぞ、と。前からそう思っていたけど、今回もまた痛切に感じることになった、という顛末。
全部貧乏が悪いんだ… ←もう一つの結論。